【動物病院NORIKO】メルマガ 2020.5.26

2020年5月26日火曜日

  己     巳

七 ア 破

先勝


DR.NORIKOの今回は、一言 いいたい!

例年5月は、新緑の季節、とても樹々や風のにおいが心地よい時ですが、
今年は、「STAY  HOME」の為、少し違っている。5月も終わってしまう。
70年地球に暮らし、これほど人為的に様変わりさせられるのも、つらいですね。
それは、欲の塊の人間達が行う、損得の争奪戦。
これを、第三次世界大戦と呼びたい。
鈍感で、のんびりして、物事感じない人でも、なんかおかしいと思いますよね。
すべてが、試されているから、もう一度自分自身を見つめ直して下さい。
これからの生活は、今までには戻りませんから、自分が何をして行くか、自分を持って
考えましょう。これが、見つけられない人は、すごく可愛そうな人です。
私は、こんな人とはお付き合いしたくないと思っていますが、意外に、そんな人が多い。
例えば、会社に勤務している人達は、要らない人が多いから、多くが間違いなくリストラに合う。
楽して給料もらっている人は、要らないかも。自分が要らない人間か、気がつかない人が多い。
これからの企業は、まちがいなく自粛します。店舗経営も、これからは、フットワークよく、
独自の仕事をしないと、稼げないかもしれない。
商売とは、周りの人を幸せにするために行うのです。
これからは、多くを経験して、この国がどんな状況か他国と比較できないと、
暮らしても面白くなくて、心のバランスを崩し、メンタル面がダメになります。
メンタル面のバランスが良くて、すべてが健康なら、この世で、楽しく生きて行けます。

私のここ数ヶ月の、スッキリしない症例体験から、感じるのは、世の中が不安になると、
弱者にしわ寄せがいってしまいます。
飼い主様に、物申したいけど獣医師にも問題がおおありです。
獣医師が溢れているのではなく、小動物関連獣医師の教育内容のレベルが低い。
その違いを、飼い主様が見抜けないのは?日本人は特に飼い主様が、犬や猫を知らないからです。
生き物をご家族にするには、最低の知識を勉強してください。
愛犬・愛猫のためにがんばりましょう。
こんな飼い主様です。明日は我が身かもしれないです。

症例I:犬の短頭腫ですが、皮膚に「肥満細胞腫」が出来たために、短期間に数回切除手術を
行う。肥満細胞腫は、一度メスを入れると他の場所の皮膚にできやすくなる。
この症例は、まず、皮膚に出来た腫瘍細胞検査(針吸引細胞検査)無麻酔で行えます。
その結果、良性か悪性か?切除が必要か?切除するにはマージンはどのくらいか?決めるのです。
(マージンとは、ガンの種類によって、切開するガイドラインが決まっている)その後の、
抗がん剤治療と、課題は大きい。

◆操作で気になるのは
1.針吸引細胞検査実施。腫瘍の場所や大きさによって、どんなサンプルを取るか?取れるか?
ほとんどの一般病院が、外注検査に出します。
しかし、この検査の行い方によっては、細胞診で目的の細胞が採取できない事もあります。
私は、細胞採取したら、外注に出す前に細胞を染色して、観るのも必要だと思っています。
・針吸引細胞検査は、キチンと技術を身に付けてないと、誤診します。
 又、染色してすぐ見るためには、細胞検査の勉強をしてないと、読めません。
 出来れば、病理や臨床病理を習得してないと観られません。
この時、血液一般検査の血液塗抹も行わないとダメです。
血液塗抹検査も、外注検査が多く。直接、獣医師が顕微鏡をのぞいてみる病院は少ないです。
・外注検査所も、色々です。
2.
皮膚の肥満細胞切除の手術は、一般開業医でもできますが、高齢で短頭種の場合は、
 がん専門病院をお薦めし、短期間に何回も皮膚切除は薦めません
3.この症例は、数回皮膚の肥満細胞摘出手術後、脾臓に肥満細胞が転移して脾臓摘出になりました。
4.
その後も、多くの後遺症が出てしまい、抗がん剤や副腎皮質ホルモン大量摂取、輸血も毎日行いましたが。帰らぬ犬になりました。

私が、飼い主様からの、ご依頼でサプリメントを処方し、10日位で亡くなりました。
連絡が来た時の状況は、前足に浮腫みがでてしまい。食欲はほとんどない状態でした。
電話を、最初に取ってお話した時には、心の中で「早く死なせて上げて欲しい」と思いました。
サプリメントもお送りしたく無かったのですが。
もう少し早く、ご連絡を頂きたかった。彼女の、ご冥福をお祈りします。
飼い主様も、転院を考えて欲しかったし、獣医師も、一般開業医だから、専門病院を紹介
して欲しかった。

症例Ⅱ:チワワ14歳、2kg♀の飼い主Tさんから。富士吉田に、突然電話「フード下さい。」
NO:「フードは販売していません。」「どうしたのですか?」
Tさん:「頻尿になり、エコー検査で、膀胱に影が?」
No:「サプリならありますよ。サンプル送ります。」
Tさん:「すぐ、近くにいるから、すぐ行きます。」
1
時間後、来院した。無論犬も一緒!ロングのチワワ。車の中からワンワン吠える。
車から降ろしたら、私にスリスリ。新型コロナウイルス感染症が出た鳴沢(なるさわ)からなので、
外でお話しました。
私の診断は、子宮卵巣が残っているために、偽妊娠でオッパイがでて頻尿になったようです。
膀胱内は問題なさそうです。ご愛犬は元気でしたので、DN8 Plusをサンプルで渡しました。
処方は、朝・晩半分ずつです。
この症例は、女性ホルモン異常が起こり、子宮卵巣にこれから問題が出る可能性が多く、
Tさんには、
1.オッパイの出方
2.オッパイの周りに乳腺腫瘍が出ないか?
3.外陰部(膣)にオリモノが出ないか?
4.食欲があるか?ないか?
これらを、チェックしてもらいますが、Tさん大丈夫かな?心配です。
この先、心配の種は、子宮内膜炎か子宮蓄膿症にならないか?乳腺炎が起こらないか?
ホームドクターがいますから、ドクターと犬とで、がんばって欲しい。
飼い主Tさん、犬を良く観て落ち着いて看護してね。祈るばかり!

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