【動物病院NORIKO】メルマガ 2020.3.31

2020年3月31日火曜日

 葵   酉

三       ア
二  破

先負


DR.NORIKOのワンポイント

2020年3月も終わり!
人類が試されている時です。
新型コロナウイルス感染症は、生物兵器として使用されたにしろ、多くの国々の色が出て
きました。
これは、「戦争」です。
核兵器をもっている国だから、お金があるから、国が大きいから強いのではありません。
本当に国民を大切に思い、大事にする国が強いのです。
中国に依存している国が多過ぎる。
皆さんも、依存性を無くし、冷静に、今の世界を感じて下さい。
日本の自給率は、2017年38%で2025年目標45%です。
62%は輸入に頼っている。
この数字は、危機感を感じます。
「スタグフレーション」になる。
これは、停滞と物価上昇を合成させて言葉で、景気後退局面にありながらも
モノ不足によりインフレの状態を意味する。
貴方も、この世に危機管理を持ちましょう。

◆Facebookからの3月25日投稿シェア:ルーアン在住、小柳晶子さん

『コロナが猛威を振るうヨーロッパから一生懸命、分かりやすくお伝えします。
状況はかなり深刻です。

日本でもロックダウン処置があり得るかもしれないとの発言を拝見しましたが、
驚くのはそれに対する批判の声の多さ。
桜はそんなに大事ですか?卒業式はそんなに大事ですか?
経済破綻の方がよっぽど危険だという声(トランプ大統領も一生懸命声高く繰り返し
主張していますね)ももちろん理解しています。
どれだけの人が失業するか、営業できなくなるか、想像し始めたら眠れなくなります。

インフルエンザみたいなもの、とか、かかっても死なないから大丈夫、とかも理解できます。
実際のところ、そうです。多くが回復します。

しかしながら、ロックダウンの真意は、私みたいなものがコロナにかかからないため、
ではなくて、
「医療パンクを避けるため」です。
イタリアではしばらく前からすでにこのパンクの状態になっています。
パンクの状態、とは、誰を助け、誰を見捨てるかを選ばなければいけない状態、です。
イタリアでは高齢者を見送り、若い人を助ける措置を続けています。
老人ホームなどでの感染が疑われても、病院に運び込むことすらしないのだと知りました。

運び込む病院がない。
運んでも助ける医療設備がすでにない。

だから他の住民を感染させてしまうのがわかっていても、そのまま老人ホームに残す
しかないという状況なのです。

そして誰しもが予想できた結果なのに、そのまま救命措置なしに、集団で亡くなって
いく状況なのです。

患者の目を見ることができない、目を伏して、ただただすべきことを実行して
いる毎日だとイタリア医療関係者が労働状況を訴えています。

フランスもそのイタリアの惨状レベルに、一歩足を入れた状態になっています。
アルザス地方では軍の簡易医療テントを設置し、昨日から治療が開始されました。
まだ余裕のある他の地方へ電車や船での患者移動もしています。一人でも多くの
人に治療のチャンスを与えるために。

Réanimationと呼ばれる重態の段階になると、呼吸アシスト設備、心拍数の管理等、
高価な医療設備が必要になります。
そしてその状態になると、向こう3週間はそのベッドは空かない、ということです。
死去の場合のみ、三週間以内にベッドが空くということです。

現在526というアルザス地方の重篤患者数は、来週も再来週も500前後だ、ということです。
アルザスの重篤患者受け入れキャパシティは450と言われていました。

すでにオーバーしているのです。

軍の簡易テントのおかげとその他プライベートクリニックなどの協力で
それが900になった、というのが昨日のニュースです。

ロックダウン処置をする理由は、これをなんとしてでも避けないといけないからです。
なんとしてでもその波が来るのを遅くし、ベッド数を増やす処理をすること
(例:軍の簡易施設)、波を小さくするためにとにかく感染者を減らすこと。

私やあなたが感染するのを防ぐのではなくて、私やあなたみたいな、かかっても
おそらく死なないだろうが、そこらかしこにウイルスを撒いてしまう人を減らすことなのです。

戦争なのです。

ついこの前までカーニバルで盛り上がっていたイタリアは、今や誰を見捨てるか
誰を助けるかの瞬間を生きています。

イタリアは、色々非難されていますが、2月の時点で、入国者全員の熱を測っていました。
カスタムには長蛇の列ができていましたが、一人一人全員の熱を測りました。

日本もフランスも、その処置はしていなかったと記憶しています。

フランスはまだピークに達していません。
まだまだフランス人もまさかイタリアみたいにはならない、ウチは大丈夫と思っています。

日本の皆さん、本当にお気をつけて。
深刻さが伝わると幸いです。
死者の数の裏に、家族が、妻が、夫が、子供が、孫がいるのです。』

〇弱者(犬・猫)について  早めの準備
飼い主様の最低限度の心得(DR.NORIKOからお願い)
予期せぬ何かが起きると、弱者が一番可哀想な事になります。
次のような事を、準備してください。
◆マイクロチップは入れる。
◆予防接種は済ませる。
◆避妊手術・去勢手術については、ホームドクターとご相談ください。
◆必需品は、2~3か月分購入する。
◆飼い主さんに何かあった時、面倒を見てくれる人を決めておく。
◆ホームドクターは、入院や預かり施設がある所を選択する。
◆リードを使用し、排尿・排便はペットシーツで行う。ハウスで眠れるようにする。
◆生活習慣を常々記録する。(排尿・排便の場所や回数、食事内容と回数、好きなベットと
おもちゃ、シャンプーの回数、等々)

※※高齢犬・猫のお預かりは必ず、病院にお願いしてください。
ペットシッターさんやペットサロンさんでのお預かりは、必ず動物病院との連携状況を
確認しておく。

日本人は、危機管理がないから、この先どうなるか心配です。


※※お知らせ※※
【ヤマザキ学園での診察をご希望の方】
完全予約制となりますので、予め電話にて予約をお願いします。
診察日:4月12日 5月10日 6月14日 7月12日 (毎月第2日曜日)
◆8月はお休みです。

※※新型コロナウイルス感染症の状況で変更になる場合がございます。

ヤマザキ学園での診療は、建物内のアニマルメディカルセンターの診療室にて行います。
アクセスは、下記URLをご参考ください。
https://cac-animal.jp/cac.html#cac-access

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