【動物病院NORIKO】メルマガ 2019.9.17

こんにちは。
Dr.NORIKOのメルマガです。

2019年9月17日火曜日

長月


丁     巳

  三 ア  
五 破    

友引


DR.NORIKOのワンポイント

長月になり、涼しくなりました。

今年は、何かザワザワしています。
地球環境の破壊から自然災害が増えています。
宇宙の神々がメッセージを送っています。
地球に住まわしていただいている人間たちは、
環境破壊をこれ以上加速してはいけません。
災害に関しては、人ごとではなく、常に、
明日は我が身だと思いましょう。
再々申し上げますが、
地域のハザードマップをよく読んでください。
先人たちが多くを語って教えているように、
海辺の近く、河川の近く、山々の樹々が多く伐採されて土地の柔らかい所等、
住んではいけない場所に人間は自然のルールに反して住んでいます
これは要注意です。
人間は「自分は大丈夫」と思っている人が多いです。
災害はこれからもっと増えます。

災害に関しての危機管理は自己責任です。
各自で常に準備しましょう。

私自身も、去年の台風の余波で、古木が倒れ、電線が切れたため、
三日間の停電を富士吉田市で経験しました。
秋だったので暑くもなく、寒くもなく、
ストーブもエアコンも必要ありませんでしたが、
停電はすごく困ります。
富士吉田地方は、天然水が湧き出ているところが多いので、水は大丈夫です。
各自、水のストックをしておくことはオススメします。
我が家は、水道ではなく井戸なので大丈夫と思っていましたが、
電気がないとくみ上げることが出来ません。
トイレも水があれば流せばよいと思っていても、
実際のところ流れません。
夜はカンテラを用意して過ごします。
電池は多めにストックしています。
調理は簡易型ガス台(ボンベ使用)か、焚き火を使えば煮炊きは出来ます。
火をおこすことができればお湯の準備が出来るので、
行水や体を拭くことは可能です。
サバイバル生活では、やはりトイレが大変です。
土地があれば穴を掘って簡易トイレを庭に作ることが出来ます。
土地がなければ、簡易トイレを購入しておいた方が良いです。
意外に重宝したのはペットシーツでした。
現在は、自家発電機を購入する準備を行っています。
富士吉田市松山は日照時間が短いので、
太陽ソーラー発電は検討していません。
近隣では、ソーラー使用者もいますし、
電気自動車を購入した住民もいます。
それぞれが周到な災害に関して準備を進めています。

災害のときに困らない最低限の準備(ペット編)
災害は突然やってきます。
家族の一員のペットがいざという時に困らないよう、
日ごろから以下のものを用意しておくと心強いです。
(個体差がありますので、あくまでも目安です。)

暑いときは保冷のもの、冷却用の服や敷物。
寒いときはホッカイロや湯たんぽなど寒さ対策できるものや服、敷物。

ペットボトルの水を7日分以上
可愛い犬・猫は、一日に体重1kgにつき50mlの水が最低必要です。
5kgの犬なら一日250ml。7日分だと1500mlの水が必要です。
1000mlのペットボトルで2本必要です。
このように計算して、犬や猫の水を確保します。
飲み水以外にも、夏場は体を冷やすためにも使えるので、
多めに常備しましょう。

ペットフードを7日分以上
災害時に備えてドライフードを常備しておくと良いです。

薬やサプリメントなどは7日分以上
高齢な動物は常に用意しておきましょう。

日ごろから、ゲージに入っても大丈夫なように訓練しておく
避難所では、犬や猫にアレルギーをもった人もいるかもしれませんので放し飼いはできません。
普段からゲージ慣れしてストレスがないようにしておきましょう。

犬の場合は、狂犬病予防接種証明書、混合ワクチン証明書、
猫の場合は、混合ワクチン証明書が必要です。

マイクロチップの装着
体に埋め込むので、災害時、鑑札のように紛失することはありません。
専用の読み取り機(リーダー)で飼い主が特定できます。

リード
キャリーケース
移動のときにあると便利です。

トイレ用シーツ
室内で排泄させるときにこれで促すことができます。
猫の場合、猫用トイレの持ち運びは大変なので、簡易法として、
箱か洗いかごのようなものに、新聞紙を細かくしてトイレ砂の代わりに入れ、使用することができます。
ただし、自分の排泄物の匂いがないと排便排尿をしないので、
移動するときには、ビニール袋に排泄物の匂いのついたもの入れたものを用意する。
忘れないようにしましょう。
汚れ物を入れるために、
ティッシュ、ビニール袋、ビニール手袋、自然の消臭剤も用意しておきましょう。

備えあれば憂いなし!
犬・猫のしつけや飼い方は飼い主さん次第ですが、
被災して避難する場合はお互いに不幸せになるので気をつけましょう。
甘やかしていると大変なことになります。

【体験談 熊本の飼い主さんと愛犬の避難所生活】
阿蘇山噴火。
避難所に緊急避難させられる。

高齢犬と飼い主さんは、車で避難所に避難しました。
しかし、この高齢犬は、目は見えないし、耳は聞こえない。
環境の変化についていけないため、ウロウロして鳴きます。
飼い主さんは周りに迷惑がかかってしまうため、
車内に連れて行ったり、学校の避難所のためトイレが離れていた場所にあったのでそこに連れて行ったり。
あまりの寒さに耐えられず、高齢犬の食欲が落ち始めます。
避難所生活3日目、避難指示がまだ出ていますが、
家に戻って犬の介護することを彼女は選択しました。
無論、停電で、水も出ない状況でしたががんばっていました。
このように避難所で生活できない犬・猫は多いです。

この時、友人の「熊本市の竜之介動物病院」は、
飼い主さんと一緒に避難できる場所を提供されました。
このような避難場所もあります。

対策として、離れた場所に知り合いがいて、
移動手段があるならば、そこに一緒に避難するか、
動物だけでも一時的に預かっていただくのも一つの方法です。
知り合いがいなければ、高齢動物は動物病院に入院させる。
健康な犬・猫はペットサロンに預かっていただく。
避難の判断は迅速におこなってください。

島しょの犬・猫はおとなしかった
東京都獣医師会中央支部員は、1982年入会して15年間くらいは、
3~4年に一度、島しょに人畜共通伝染病狂犬病注射を打ちに、
午後10~11時竹芝桟橋から船に乗り、島巡りを行います。
朝6時頃、最初に大島に到着します。
二人一組で2班に分かれます。
利島だけは汽船が桟橋に停泊中に、
2~5頭の愛犬たちが桟橋に。
軽トラック3~5台がキチンと縦に並び、
荷台に1頭ずつリードに繋がれて待っています。
汽船荷物の積み下ろし作業が30分間行われる間に、
注射を打ちます。
汽船に乗船しているお客様は、何かのショーを観るかのように、
船から身を乗り出してみていました。
利島は天候によっては桟橋につけないこともありました。
大島・新島・神津島・式根島・利島を保健所の職員と回ります。
残りの小笠原諸島・御蔵島・三宅島・青ヶ島・八丈島は、
当時、父島・八丈島にいた現地の獣医さんが回ってくれたので
行かないで済みました。
私が一番感激したのは、自然の雄大さではなく、
毎日『墓』にキレイな花が供えられていることです。
島民は早朝に墓の掃除と庭の花を必ず供えます。
これを毎日行います。
墓場がすごく賑やかな風景でした。
島しょの犬・猫はすごくおとなしかったです。

【体験談 2000年三宅島噴火 全島避難】
2000年、私が東京都獣医師会中央支部(千代田区・中央区・港区・島しょ)
の支部長時代のことです。
島しょとは(伊豆諸島と小笠原諸島)大島・利島・新島・神津島・式根島・
御蔵島・三宅島・青ヶ島・八丈島に、小笠原諸島です。

その当時、三宅島の住民は3900人。
数ヶ月続いた自然災害のため、2500人は近隣の島々や
本土に自主避難していました。
残り1400人、避難指示は800人に出ました。
600人は島に残る公共関係者や公務員で、
三宅島桟橋に停泊している船の中で生活していました。
人間は、都庁が都営住宅を手配しましたが、
問題なのは犬・猫たちです。
島で自由に生活していた動物が都会の狭い中で生活できるでしょうか?
内地に移動して来ましたが、人間は働く場所や学校等、大変な状況でした。
しばらくは、とてもとても犬・猫の面倒をみていられない。
室内で大人しくいていない、高齢で具合が悪いなどの犬・猫を
東京都獣医師会中央支部を中心に、獣医師会目黒支部・品川支部・
大田支部・世田谷支部・渋谷支部や他支部と協力し、
動物病院で預かりを行うことになりました。
私は支部長でしたのでとても大変でした。
竹芝桟橋に到着する船から犬・猫を預かるため数日間通い、
どこの病院で預かりをしてもらうのか手配をしていました。
3日間の緊急避難指示ですが、最終船に乗らない方々もいたため、
数日は竹芝に通いました。
とても残念だったのは、輸送中に亡くなってしまった高齢猫がいました。
島民の中には、犬・猫を島に残してきた人もいました。
収容頭数は数百頭いましたが、はっきりしないのはグリーンピースが参加してきて、
数十頭連れて行ってしまったからです。
竹芝桟橋は混乱していました。
私の病院も犬・猫を5頭収容しました。
島民の皆さんは、しばらく被災すればすぐに島に戻れると思っていましたが、
これが実現しませんでした。
病院で預かっていた犬・猫も隣近所のボランティアさんが面倒を見てくれました。
島民たちは新しい生活を始めても、犬・猫を迎えに来られる人ばかりでなく、
泣く泣く飼育放棄される飼い主さんも多く出ました。
一年後、獣医師会は東京都下にシェルターを作成し、
数十頭を面倒見ながら、里親さんを探し、
三年後には、最終に残っていた犬・猫はシェルタースタッフが里親になり、
シェルターの閉鎖ができました。
私が面倒をみた中の2匹の兄弟猫も新しい飼い主さんが見つかり、
2匹一緒に飼っていただくことができました。
被災から十年以上長生きしてくれました。
2019年1月1日現在、三宅島の島民は2500人です。

このような自然災害はいつどこで起こるかわかりません。

縁起【因縁生気/いんねんしょうき】
すべてのものは因と縁によって生まれる。

あなたが今ここにいるのは、誕生して様々な人や環境に育てられたからです。
これからもたくさんの人と出会い、環境が変わる中でどんどん変化していきます。

このようにこの世のすべてのものは、誕生の因と環境である縁の
様々な組み合わせによって生じることが縁起です。
あなたが今いるのは、さまざまの御蔭であり、
あなたも多くの因や縁になっています。

 

セミナーのご案内
『風を読んで、健康になりましょう!』
[日時]
2019年11月16日(土)12:30~17:00
[会場]
ホテルニューオータニ紀尾井フォーラム ガーデンコート1階
千代田区紀尾井町4-1
03-5213-6886
[内容]
第一部:核酸栄養学の基本
第二部:『DN∞』人と動物の体験談
第三部:体に必要な微生物について
新商品『BaSaLa』の紹介
[講師]
花田道子/ヤマザキ動物専門職短期大学教授
今井冬樹/東京農工大農芸化学卒業、健康アドバイザー
宮野のり子/NPO法人風の道塾代表、獣医師
[会費]
2000円
主催:NPO法人風の道塾
お申し込み・お問い合わせは、
090-7735-0911 または dr.noriko.m@gmail.com まで。

 

※※お知らせ※※
【ヤマザキ学園での診察をご希望の方】
完全予約制となりますので、予め電話にて予約をお願いします。
診察日:10月13日・11月10日・12月8日

ヤマザキ学園での診療は、建物内のアニマルメディカルセンターの診療室にて行います。
アクセスは、下記URLをご参考ください。
https://cac-animal.jp/cac.html#cac-access

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