【動物病院NORIKO】メルマガ 2020.6.23

2020年6月23日火曜日

 丁   酉

四  ア
七  破

先勝


DR.NORIKOから、2020年第一回目セミナーについて

私が、声を大にして言いたいのは、どんな時でも家族の一員の動物をお手本にしましょう。
人と犬・猫は、地球上に住む同じ仲間で共生しましょう。
この時期、飼い主様のメンタル面に狂いが生じ同居してる犬・猫が迷惑してる。
病気になる子たちも多い。
家族みんなで、お互いを尊重して生きましょう。
今回の、セミナーは「おかえりなさい 腸内細菌」の冊子作成と、
リニューアルされた「DN8Plus」の紹介でした。
小冊子の一部をご紹介します。

『おかえりなさい 腸内細菌』

 はじめに
 第1章 腸って何?
 第2章 主役は腸内細菌
 第3章 食は生命の源
 第4章 家族みんなで健康
 終わりに

はじめに
生物はみんな同じ
「腸は第二の脳」といわれていますが、日本には腸と脳 (感情)の関係を示していることわざが
多くあります。 精神が堕落するときは「腸ハラワタが腐る 」、耐え難いほどの苦しみをおぼえる
ときは「腸がちぎれる 」、言いようのないほどの怒りには「腸が煮え返る」。
そして嫌なことがあって腹が立ち我慢できないときには「腹の虫がおさ まらない」、
機嫌が悪いときには「腹の虫の居所が悪い」など。こうした身体感覚に根ざした表現をみると、
もしかしたら昔の人は、腸にすみついている腸内細菌のことを知っていたのかもしれません。
現在、健康のカギは「腸」にあることがわかっています。分析科学の発展に伴い、
腸内にすみついている腸内 細菌についての新たな知識や発見が報告されています。
これは人間にだけあてはまるものではありません。
地球上の生物は、人間も犬や猫も身体の基本的な構造や機能は、みんなほとんど同じです。
人間と犬や猫では、身体の構造が少しだけ異なっていますが、食べた物を消化・吸収・排泄する
機能に違いはありません。腸内細菌の種類や数は異なりますが、身体の内外にたくさんの
微生物を共生させているのも同じです。特に犬や猫は、室内での飼育が多く、
獣医療やペットケア、サービスが充実し、ますます寿命は長くなり病気の種類も増えています。
自然界の中で暮らす犬や猫は病気になると、自らの感性で、草を食べたり水たまりの水を
飲んだりして身体を治すために必要なものを補おうとします。免疫力を活性化させるために
食事をとらないこともあります。 ところが人間と暮らしている犬や猫は、病気になっても
自分の意思での食事も生活環境も治療法も選ぶことはできません。すべては飼い主様次第です。
飼い主様は何とかして病気を治したいと、いろいろな治療を選びます。
ですが、病気自体に不安を感じ、自然ではない治療に恐怖を抱く犬や猫は多くいます。
動物病院開業当初は病気の犬や猫にメスを握り手術を行ってきましたが、どんなに手術をしても
予後は思うほどよくなく、長生きはできません。抗がん剤やステロイドを使っても対症療法に
過ぎず、副作用は強く思うような効果は期待できませんでした。
犬や猫の生命を少しでもと考え、取り組んだのが「自然療法」です。自然療法は、
犬や猫の思いに寄り添い、最期まで飼い主様の「愛」を与える治療法です。
自然療法における治療法はたくさんありますが、中心となるのが腸内細菌に焦点をあてた
食事内容や栄養療法、解毒法です。腸内細菌を健康な状態に戻すことで、 腫瘍や発疹、
様々な症状が改善していきます。
自然療法を用いると、病気になっている犬や猫の生活の質( Quality of Life)を落とさないで
最期まで天寿をまっとうできるようになります。
今の獣医療が向かっている流れは、西洋医学、高度医療という人間の医療の流れと同じです。
50年近くに及ぶ獣医師としての経験から、犬や猫の望みは、手術や抗がん治療で生き延びる
ことではなく、自らの意思に基き生死を決めることにあると学びました。
犬や猫は、自分の命が残り少ないとわかったときは、自らの意思で食を断ち死を受け入れて
いきます。獣医師として、できることなら犬や猫の望みを叶えることができればと、
治療のアドバイスをしています。
飼い主様にとって犬や猫は大切な家族です。犬や猫が、いつも考えているのは
飼い主様のことばかり、飼い主様が支えです。
ともに末長く
健康長寿で過ごすことがお互いの幸せにほかなりません。
人間と犬や猫の腸や腸内細菌に着眼して解説している本冊子を健康づくりのお役に
立てていただければ幸いです。

NPO法人 風の道塾 宮野のり子

これからのセミナーは、ZOOMで行います。
ヤマザキ学園の診療は、今後は、別のクリニックを使用予定です。
ご希望の方は、お問い合わせください。
フリーダイヤル 0120−091176

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